他者との共生について

私は多様な人々が共に暮らす社会の文化について、アメリカ合衆国、とくにハワイを事例に研究してきました。食事を例にとると、地元にはプレートランチと呼ばれる軽食があり、定番のおかずはチキンカツ、ラウラウ、アドボ、カルビなどです。さまざまな国の料理が一緒になった食事は、共生社会の象徴ともされています。プレートランチはどのような過程を経てハワイの定番メニューとなったのでしょうか。共生社会の課題と魅力についてハワイを通して学んでいます。

「多文化」という言葉には、異文化があるという前提があります。「異文化」というと、一般的には、人種や国などが異なる他者を思い浮かべるかと思います。しかし、例えば同じ「日本人」という括りの中にも、自分とは異文化だ、と感じる相手はいるかもしれません。他者と共に生きることは、誰もが既に経験し、これからも続けていくことでしょう。授業では、自分と異なる人々との共生について一緒に考えていきたいと思っています。

加藤 恵理 専任講師

専門分野:アメリカ文化史、ハワイ史、英語教育
著書:『戦後ハワイにおける日系人の「アメリカ的価値」の探求:ワトソン・ヨシモトの生涯』

21世紀現在は、グローバル化が進み、多様性が推奨される時代です。こうした社会において、より多くの人が生きやすく、できれば協力し、共生できる社会を作っていくにはどうしたらいいのか。多くの人が直面する課題について学びましょう。