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5/15（水）、人間科学部2年次科目「地域で働く（理論）」（宮園久栄教授）のゲスト講師として、本郷消防署員の窪田氏、長友氏、西原氏と本郷消防団副団長の岡田氏が来学。
地域の安心・安全を守る消防官の多岐にわたる仕事と、現場で活躍する職員の方々が考える今後の課題について講義をしていただきました。

講義では、まず本郷消防署の窪田氏から、活動概要について紹介がありました。災害防除、救急、火災予防、震災対策といった一般の人々の目に見える活動から、教育・研修や広報活動、技術研究など様々な業務があることや、化学機動中隊や山岳救助隊など地域特性に合わせた専門部隊の存在など、改めて消防という仕事の幅広さを知る機会となりました。

さらに、本郷消防団副団長の岡田氏からは特別職の地方公務員（非常勤）として消防署員とともに地域の防災活動で活躍している消防団の仕事について、東京消防庁の長友氏からは救急救命士の仕事について、同じく西原氏からは消防士の訓練を行う消防学校の生活や、広報活動の一環である「カラーガーズ隊」の活動について、それぞれお話しいただきました。

写真左から本郷消防団の岡田氏、本郷消防署の西原氏、長友氏、窪田氏

また、「消防における地域の課題について考える」という課題のヒントとして、近年、救急出動件数が急増していることや、地域の防災対策についてなど、それぞれの立場から見た消防の課題についてもお話しいただきました。

同講義では、今後もさまざまな公務員や福祉系職業の方々をゲストに迎え、地域に密着した幅広い仕事とそれぞれが抱える課題について研究を深める予定です。