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「非国家アクター」の緊急人道援助活動について、国境なき医師団(MSF)日本の堀越氏が来学・講義

2019.07.04

グロコミ

6/13(木)、グローバル・コミュニケーション学科「人間の安全保障」(井上実佳准教授)の特別講師として、認定特定非営利活動法人(認定NPO法人) 国境なき医師団日本で渉外担当シニアオフィサーを務める堀越芳乃氏が来学。
「緊急人道支援の現状と課題」というテーマで、「非国家アクター」(企業や自治体、NGOなど国家・政府以外で活動している団体・人)が現場レベルでどのような取り組みを行っているか教えていただきました。

講義では国境なき医師団の概要に続き、「エボラ出血熱」に対する同団体の活動状況を説明いただきました。
現在でもアフリカ地域で発症が報告されているエボラ出血熱は、致命率が高く、大きな流行に発展する可能性がある危険な病気で、国境なき医師団が現地にて援助活動に取り組んでいます。
しかし一方で、国境なき医師団のエボラ治療センターが襲撃され、その地域で治療を提供できなくなっていることや、紛争下での病院への攻撃、昨今の紛争地における人道スペースの確保の難しさなど、「非国家アクター」視点から援助活動の現状についてお話しいただきました。

2002年より実務家として緊急援助活動に取り組む堀越氏

学生からは、「援助活動従事者の精神的ケアはどのように行われているか」など、様々な質問があり、堀越さんとのやりとりから人道援助の実際の姿をより多面的に理解しました。また、国際協力の分野で働くことの面白さ、大変さ、キャリアパスに関する質問も寄せられました。普段の講義で学んでいる内容について、実務家との対話を通してさらに深く考える貴重な機会となりました。

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