大学入学後に進路変更。
国家試験に合格し、春から保育士に
- 人間科学科
- 2019年卒
※取材当時は4年 - 霜鳥 凌子さんRYOKO SHIMOTORI
- 千葉県立松戸馬橋高等学校 出身
キッカケは先生に紹介されたアルバイト
臨床心理士を目指していた大学1年の時、塩谷隼平教授に紹介してもらった小学校の学童保育でアルバイトを始めました。はじめは子どもと一緒に遊ぶだけだと思っていたのですが、保護者の対応やけんかの仲裁など様々な経験を積み、子どもたちとの関係性も良くなっていきました。そんな時、今度は友人の紹介で、障がい児向け放課後等デイサービスでもアルバイトをすることに。「もっと子どもについて専門的に学んでアルバイトに役立てたい、勉強するなら資格も取りたい」と考え、保育士国家試験への挑戦を決めました。アルバイト先の保育士さんや子どもたち、友人、家族の応援もあって、4年の夏に国家試験に合格。卒業後は地元で保育士として働きます。
※写真はアルバイト先の放課後等デイサービスで、手遊びの練習をしているところ。写っているのはスタッフの方々です。
国家試験に役立つ科目を履修
保育士の国家試験は9科目もあり、出題範囲がとても広いです。私は臨床心理系のゼミに所属しながら独学で勉強しつつ、大学の保育士試験支援科目も履修して知識を増やしました。また、児童の心理臨床に詳しい塩谷先生やゼミの担当教員である有木永子准教授の授業は参考になりました。TOGAKUには保育士試験の支援科目が色々と開講されているので、活用することをおすすめします。今は有木先生に臨床心理の知識を保育現場にどう役立てるかを相談していて、卒業までに色々と教えていただく予定です。
臨床心理学を活かせる保育士に
学童保育やデイサービスのアルバイトをする中で、保育士は子どもに対するだけではなく、いかに保護者の思いを汲み取って対応できるかが大切であると実感。保育の専門学校や短大ではなく、大学で臨床心理学を専攻しながら保育士資格を取ったことで、保護者の方々や職場での人間関係など、広く色々な角度から人を支えられる知識がついたと思います。
TOGAKUには保育士の国家試験に役立つ科目もありますし、私の夢が「臨床心理士になる」から「保育士として子どもと直接関わる中で臨床心理の知識を活かす」へと変わったように、大学入学後にやりたいことが変わっても、新しくやりたいことが見つかっても、先生たちが支えて応援してくれます。だから、あきらめないでやりたいことをやってほしいし、やろうと思えばできる!ということを伝えたいです。