独自の勉強法で英語力を楽しく伸ばし
TOEIC®で満点(990点)の快挙達成
- 英語コミュニケーション学科
- 2020年卒
※取材当時は4年 - 保住 和さんNOZOMI HOSUMI
多言語国家・フィリピンで暮らすために自力で身につけた言語習得法
生まれは東京なのですが、家庭の事情で小学生の頃に親元を離れてフィリピンへ。学校では英語を使い、親族とは地元の言葉、友人とはタガログ語で会話するという生活になり、本当に大変でした。英語も苦手で…。でも、高校1年(日本での中学1年)の時に英語の成績がいきなり良くなったんです。その理由が、英語で読む小説の面白さに目覚めたことと、洋楽にハマって歌詞の意味を調べ始めたこと。アニメや漫画を通じて日本語を忘れない努力もしていたため、常に「言葉の勉強」という意識を持つことで、好きなことを楽しみながら語学力を磨くことができる、と気づきました。
参考書が無くても英語は学べる。保住流、「英語でSNS」のススメ
英語の勉強にはTwitterを活用。英語しか使わないアカウントを持ち、好きなアーティストなどの情報を英語で読みつつ、日本語の情報を英訳して発信しています。発信時は納得のいく文章が書けるまで何度も書き直して投稿。もし間違った文法や伝わらない文章だった場合は、フォロワーが指摘してくれるので、そこから正しい表現や世界の人々の考え方を学びます。知らない言葉や表現があればすぐに英語で検索。勉強時間の70%は趣味、30%は自分に足りない時事ニュースやビジネス系の情報を意識して読んだり聞いたりするようにしています。スピーキングだけは環境を作るのが難しいので大学の授業を活用。TOEIC®は大学4年間で3回受け、3回目で念願の990点を取ることができました。
大学では翻訳について勉強。日本の文学や文化を海外に伝えたい!
3年次からは翻訳研究ゼミに入り、先輩たちが手掛けていた映画の翻訳プロジェクトにも自主的に協力。文法の監修や字幕用のテキスト制作を担当しました。実は、その時の先輩たちが私のTOEIC®の受験費用をカンパしてくれたそうなんです。結果発表後に教授から聞いたのですが、本当に満点が取れて良かったです(笑)。日本には、海外の人に薦めたい文芸作品がたくさん。今後も翻訳スキルを磨き、英訳や作品紹介に携わっていきたいです。