4年間、やるべき事を積み重ね
春から筑波大学の大学院へ!
- 人間科学科
- 2020年卒
※取材当時は4年 - 大河戸 和将さんKAZUMASA OKODO
- 千葉県立柏の葉高等学校 出身
きっかけはシャーロック・ホームズ。記憶や心理学についての研究者に
「記憶と行動の関わり」について学ぶために、4月から筑波大学大学院人間総合科学研究科の感性認知脳科学専攻に進学します。この分野に興味を持ったのは、探偵小説の主人公、シャーロック・ホームズへの憧れから。高校時代から「心理学や脳科学から犯罪の解決にアプローチするために大学院に進学したい」と考えていました。大学入学後は認知心理学や生理心理学、犯罪に関する心理学を学びつつ、1年生の頃から大学院の過去問題を取り寄せてコツコツと勉強を重ねてきました。
専門分野の学術論文を読むために英語力を「ALPS」で強化!
大学院に入るには、専門領域の知識に加えて高い英語力も必要。受験対策として英語の論文を読み込む上で、「ALPS(英語特別選抜クラス)」で学んだ英語の文章構成やレポートの書き方、学術用語の知識はとても役に立ちました。ALPSでは英語でのプレゼンやディスカッション、ビジネス英語などをネイティブ・スピーカーの先生から学べるのですが、内容に加えて英語圏ならではの考え方や感覚を理解するのがかなり難しく、食らいつくのに必死でした。でも、そのおかげで、日本人の感性で書かれていない海外の論文を理解するために必要な感覚が養われたと思います。
学部の先生たちや図書館など、大学をフル活用して合格を掴んだ
大学院を受験するうえで必須となる「研究計画書」は、ゼミ担当の相羽先生に加え、専門領域が近い中村先生にも協力を依頼。アドバイスや先行研究の情報をたくさんいただき、本当にお世話になりました。先生たちが自分の研究分野を押し付けず、自由にさせてくれたのはありがたかったです。また、脳科学の知識を深めるため図書館にリクエストして高価な専門書を購入してもらうなど、大学で活用できるものは全部活用した4年間でした。
大学院進学については情報も少なく、どうすればいいのか?と思っている人も多いと思います。まずは身近な先生に相談すれば、詳しい先生を紹介してくれるし、大学で使えるものは全部使うべき。進学でも就職でも、結果や責任は自分次第だということをしっかり理解した上で自分のやりたいことをやれば、いい4年間になると思います。