初めての海外、初の一人暮らし。
日本と違う文化を感じられた学部留学
- 英語コミュニケーション学科
国際キャリアプログラム(ICP) - 2022年卒
※取材当時は4年 - 小山 瞳さんHITOMI KOYAMA
- 都立葛飾野高等学校 出身
1年次は退室時間まで図書館にこもり、留学に向けて猛勉強
幼稚園のころから英語を習っていたのですが、大学に入るまで一度も外国に行ったことが無かったんです。ICPは思っていた以上に勉強が大変で、海外経験があるクラスメートも多く「レベルが高い」と驚きましたが、「海外に行って実際の文化に触れる」という目標に向けて自分を追い込み、勉強に励みました。IELTSも4.0からのスタートでしたが、2回目、3回目とスコアアップし、学部留学で必要なスコアに到達。初めての海外、初めての一人暮らしへの不安は、帰国した先輩にアドバイスを聞いて備えました。
アメリカの文化や社会支援、人種問題などを肌で感じた
学部留学では、社会学や英語音声学のほか、情報処理やFirst AIDという救急救命の科目を履修。寮で生活していたのですが、休日やハロウィン、クリスマスはホストファミリーと交流し、現地の行事や文化を楽しみました。また、教会でホームレスの人々に寝床を作ったり食事を提供したりするボランティアにも挑戦。ホームレスを支援することで、軽犯罪やトラブルを減らし、治安をよくする効果があると学びました。
そのほかで印象に残っているのは、人種差別について。私は「留学生」という立場だったので、直接、差別的な対応を受けることはなかったのですが、人種によって通う教会が異なったり、大学寮の中に白人女子専用のソサイエティがあり、ドレスコードのあるパーティーが開かれていたりと、目に見えない部分での人種差別があることも実感しました。
留学で得た積極性と英語、コミュニケーション力を活かしたい
留学中に「アメリカに来ているのに日本と同じような生活をしていないか」と気づいてから、1人でイベントに参加したり、教会に行ってみたりと、留学前よりも積極的に動くようになり、友人も増えました。
現地で1度だけ、話し相手が機械翻訳を使って英語を日本語に訳してくれたことがあったのですが、意味は解釈できるけれど、ちゃんとした言葉にはならなくて…。AIができたら人間の仕事が無くなるといわれますが、AIにはできないことがまだまだあると感じました。今後は留学での経験を活かし、英語を一つの手段として、通訳なしで世界の人とコミュニケーションをとれるようになりたいです。