「働いている人」を支えるために
産業心理学を学び国家資格を目指す
- 人間科学科
- 2022年卒
※取材当時は4年 - 真田 賢人さんKENTO SANADA
- 埼玉県立川口高等学校 出身
学園祭運営局の活動と
大学院進学の準備を両立
高校まで野球部で、スポーツと心の関係から心理学に興味を持ち、公認心理師課程を履修。その後、働く人を支える「産業心理」領域への興味が高まり、今は産業心理学を学べる大学院進学を目指しています※1。勉強をしつつ学園祭運営局でも活動。3年の時にはメディアPR班の班長になり、コロナ禍に対応した大学初のオンライン学園祭を実現することができました。学園祭が終わった3年の冬から本格的に進学の準備をはじめて、ピーク時は1日10時間くらい勉強。ゼミ担当の坊准教授にも背中を押してもらい、勉強と活動を両立させることができました。
心理学の幅広い領域は
根本で繋がっている
心理学の専門領域というのは本当に幅が広いのですが、東洋学園大学には全領域の先生がいて、どの先生も学生との距離がとても近く、楽しく勉強できています。4年次の「心理実習」※2を通じて気づいたのは、産業心理学と他領域との繋がり。例えば、働いている親の心を支えることで親子関係の改善につながり、結果的に子どものメンタルが安定し、学校での問題も解決する可能性があります。また、相手の話を「聴く」ことの大切さなど、心理学が根本のところでつながっているということを改めて実感しました。
心理学を学んだことで、
将来やりたいことが増えた
今の夢は、大学院で公認心理師資格を取得し、企業の人事や大学での就職支援など人事に関わる仕事をすること。他にもカウンセラーや企業の心理職、学生のサポートや子ども向けの教育など、やりたいことがたくさんありすぎます。また、心理の学びを通じて「物事を一面からではなく一歩引いて多面的に見る」ことを学べば、自分の感情や状況を落ち着いて見られるようになるし、一般企業で色々なアイデアを出すときにも活かせるはず。「大学でやりたいことを見つけたい」という人に、心理学はオススメですね。
- 公認心理師資格の取得には、大学での公認心理師課程修了に加えて大学院卒業もしくは文部科学省・厚生労働省の指定する施設での2年以上の実務経験を経て国家試験を受験する必要があります。
- 本学の「心理実習」は、福祉領域に加え、教育、医療、産業、司法という5領域全てでの実習を行なっています。