- JICA海外協力隊 合格
- 英語コミュニケーション学科
- 2023年卒
- 齋藤 サムエル匠さんSAMUELTAKUMI SAITO
- 神奈川県立保土ケ谷高等学校 出身
- 活動内容は?
- JICA海外協力隊(長期派遣ボランティア)のうち、「環境教育」での派遣となり、日本で数カ月の研修を受けた後、ペルーのスジャーナ郡役所に赴任。子どもたちや地域住民に向けて、清掃事業や家庭ごみの分別回収、リサイクルなどの啓発・推進活動に取り組みます。派遣期間は2年間の予定です。
- 志望理由は?
- 母がペルー出身で、小学生のころから「ペルーと日本の懸け橋になる」という夢とJICAへの憧れがありました。また、大学入学後にYMCAでの有償ボランティアを始めたことがきっかけで、子どもたちの教育や人格形成に関わる仕事がしたいと考えるようになり、南米であること、子どもに関わることを軸に募集を探しました。JICA以外のグローバル・キャリアとして、ワーキングホリデーや日本語パートナーズなどのも検討しました。
- 選考時に心がけたことは?
- 1次選考はエントリーシートで、自分が考えるボランティア活動や、派遣先の希望理由などをしっかりと説明。2次選考は「人物面接」と「技術面接」があったのですが、JICAに入ることを目標とするだけでは駄目で、現地での活動を通じて日本にどう貢献するか、現地で2年間の活動を続けられるかを見られているなと感じました。私は、「現地で途上国のことを知り、帰国後に日本の子どもたちに伝え、広い世界を見せたい」という考えを伝えました。
- 選考に役立った活動は?
- JICA海外協力隊は募集ごとに必要な資格や技能が違うのですが、大学でスペイン語や日本語教員養成課程を履修したことに加え、YMCAで様々なプロジェクトに関わった経験が武器になりました。語学資格は高校時代に取得していたスペイン語検定4級をアピール。あとは、強い信念を持つことと、どれだけ周りにコミュニティを作れるか。現地で活動するうえでも、コネクションやコミュニティは必須なので、色々な人の話を自分から聞きに行くという姿勢が何より大事だと思います。
- 今後の目標は?
- 現地での環境活動を持続的な活動にすること。あとは、子どもたちに広い世界を見せることです。また、機会があれば日本語教育の経験も現地で生かせると良いなと思っています。