人間科学科
多彩な心理学を幅広く学び、周りの人を支える人になる。
大学入学後に心理学の幅広さを知り、人とのコミュニケーションに取り入れるように。「人のために何かする」ことが好きになりました。(内山さん)
心理学は社会で生かせる
子どもたちサッカーを教えるボランティアやアルバイト先での接客で、どんな話し方をすればいいか、どうしたらうまく伝えられるか、自分の外見がどう見られているかなどが気になっていました。1年次の「心理学概論CHECK 1」を皮切りに、さまざまな分野の心理学を学ぶことで自分の疑問や関心の答えが見つかり、心理学の面白さに気づきました。大学で学んだ知識に加えて自分自身でも心理学について調べはじめ、知識をアルバイトで実際に活用してみたら、お客様とのコミュニケーションがうまく取れるようになり、なんと販売ノルマの250%を達成! さらに、サッカーコーチのボランティアでも発達心理学の知識を子どもたちへの指導に活用できたりりと、心理学が生活のあちこちで役立つことを実感しました。
心理学概論
「心理学」の幅広い領域を学ぶ、入口になる科目。「心と適応」というテーマのもと、心理学の歴史や概要のほか、様々な心理学についての基礎を学び、自分の興味や学びたい方向を探すことができます。
聴く力の大切さを知る
人間科学部のいいところは、志望するコースに関わらず、どの授業も履修しやすいところ。例えば臨床心理学、教育・学校心理学、犯罪学、被害者学、プレゼンテーションについての授業まで、興味のある分野の授業にはどんどん出席しました。社会心理学CHECK 2のゼミではコミュニケーションについて学び、「傾聴」がコミュニケーションの要だと知り、「聴く力」を磨いたことで相手のニーズをくみ取れるようになりました。また、社会で活躍するために受動的な性格を変えたいという思いからゼミ長に立候補し、ゲームやグループワークなどを積極的に提案するようになりました。
社会心理学
人間関係の疑問について、実験や調査を行って答えを見つけ出すのが「社会心理学」の学び。自分の性格や恋愛、人を説得するための手法、最近話題となっているSNSでのコミュニケーション、集団心理など、より良い人間関係を築くために必要な行動やコミュニケーションの仕方を学べます。
就職活動にも心理学を応用
就職活動にも心理学の知識を活用! 第一印象を良くする色の効果や声のトーンが重要だと知り、服装選びに応用しました。その結果、今では選考開始10秒ぐらいで面接官に「元気いいね」と言われるほどに。グループディスカッションでは場を和ませることを意識し、リーダーシップを発揮したことで第一次選考を免除されたこともあります。「心理検査演習CHECK 3」の実習経験も、自己分析に役立ちました。これまでを振り返ると、高校時代は自分中心だった考え方が、心理学を学んだことで変わり、人のために何かするのが好きになりました。ありがとうと言われるのが嬉しい。そうした変化が大学で学んだ一番の収穫です。
心理検査演習
知能検査やパーソナリティ検査といった心理検査について、実習を交えながら学ぶ科目。臨床活動や研究に用いられるだけでなく、心理学の基礎研究の分野にも欠かせない知識を学べます。