現代経営学科
金融ビジネス
企業の業績を
拡大するために、資金調達をする方法とは。
企業経営者にとって必要不可欠なのは資金調達方法を含むファイナンスの知識!
業務拡大の元手となる資金を調達するためにはいったいどうすればいいのでしょうか?
資金調達方法
- 借りる
- 銀行等の金融機関から資金を借り入れる(融資)。
- 債券を発行し、資金を募る(社債)。
- 株を買ってもらう
- すでに上場している株式市場に、追加で株を売り出す(公募増資)。
- 取引先や金融機関等、特定の相手に新しい株を買ってもらう( 第三者割当増資)。
- 現在の株主に対して、追加で株を売り出す(株主割当増資)。
そのほかにも、国や地方自治体からの補助金を利用するという資金調達方法もあり、現在では成長産業への支援助成が盛んに行われている。
融資を判断する基準
融資を判断する基準
銀行は企業に融資する際、企業の「未来」、「現在」、「過去」をみて融資するかしないかの判断をしている!
「未来」
- 新規性、将来性 … 企業が計画しているプロジェクトが、斬新なアイデアかどうか。将来性があると判断すれば、融資が実行される。
「現在」
- 経営状況 … 企業の業績や株価を見て、経営が安定しているかどうか、今後の成長性などを判断する。
- 担保 … 企業が持っている不動産や金融資産を査定し、計画が失敗した時の備えがあるかどうかを判断する。
「過去」
- 信用 … 事業継続年数や実績を見て、信用できる企業かどうかを判断する。
金融ビジネス
畔上 秀人 教授
東北大学経済学部卒業。東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。関東学園大学、京都学園大学教授を経て現職。
「本学部の金融コースは、実践的な経営学と一緒に金融を学べるところが特徴です。経営者を目指す人、通販業界に興味がある人、フィンテックなどの新しい金融について知りたい人におすすめです。」
クラウドファンディングについて
クラウドファンディングとはインターネットを通じて資金を集める今話題の資金調達方法です。
インターネットを使って不特定多数の人たちに自分のアイデアや商品を紹介し、賛同した人たちから資金を募るというものです。
例えば、ベンチャー企業が新しい商品開発のためにインターネットで資金を集めたり、ゲームクリエイターがゲーム開発のためにインターネットを活用して資金を募るというのもクラウドファンディングです。
このほかにも、ファンによるアーティストへの支援、個人や企業・新しいプロジェクトへの貸付など、様々な分野への出資に活用されています。
クラウドファンディングは主に「寄付型」「投資型」「購入型」の3つに大別されます。「寄付型」は出資者に対する配当金はありません。「投資型」は利益が出たとき、出資者に対して金銭が支払われます。「購入型」はプロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで出資するものです。
インターネットによる通信費の低下がもたらしたクラウドファンディングの普及によって、これといった実績がなく、金融機関からの融資を受けづらいような企業や個人事業主でも、アイデアやプロジェクトが良く、多くの人の関心と共感を得ることで、資金調達がスムーズにできるようになりました。
これから起業しようとする人たちにとっても大いに活用してもらいたい方法です。