現代経営学科

人的資源管理

高校生アルバイトのモチベをUP!

「サーヴァント・リーダーシップ」を実践してみた

バイト先でマネージャーとして実践しました!

大学入学を機に、ファーストフード店のアルバイトでマネージャー職に昇格。しかし、一緒に働くアルバイトたちは高校生も多く、給与などの待遇面だけではやる気や責任感が上がりづらくて…。そこで、大学で学んだ「サーヴァントリーダーシップ」の考え方や、人的資源管理の知識を活用してみました!

中川茉南さん

こんな理論を実践

サーヴァント・リーダーシップ

「サーヴァント・リーダーシップ」とは、リーダーが描くビジョンに共感し、その実現に向け動き出す部下を支援するリーダーシップのことを指します。ただし、部下の機嫌を伺いながら召使いのように雑用をこなすリーダーというわけではありません。Spears(1988)による分析では、サーヴァントリーダーは、自分が何をやりたいのかが明確で大きなビジョンを持っており、それに共感する部下の言うことにしっかりと耳を傾け、コミュニケーション能力を活かして奉仕の姿勢を形成することを示しています。これらの能力を活かして部下に奉仕しながらビジョンの達成に導く、いわば縁の下の力持ち型のリーダーなのです。

ライフサイクル理論

ライフサイクル理論(Hersey & Blanchard, 1977)とは、部下の成長度によってそれぞれの部下に相応しいリーダーシップのあり方を示した理論です。この理論では、図のようにリーダーの行動を人間関係志向(部下との人間関係を構築するリーダーの行動)と目標達成志向(具体的な仕事の方法を教えるリーダーの行動)の2次元で設定し、部下の仕事に関する発達レベルを「能力」と「意欲」から捉え、その組み合わせによって成長度を4段階に設定します。そして、各成長度によって求められる4つのリーダーシップ・スタイルを示しています。

中川さんのcomment

アルバイトのやる気を引き出すために、ライフサイクル理論を応用してみたところ、1ヵ月ぐらいでみんなのモチベーションが上がり、理論の正しさを実感しました。

さらなる取り組み例

1

スキルUPを応援する工夫

機械の使い方や作業の細かい流れについて、元々のマニュアルがない・わかりにくい部分はオリジナルのマニュアルや動画を作成しました。

新しい仕事でも自発的に
挑戦・協力してくれるように!

2

目標設定&フィードバックでモチベUP

ロックの目標設定理論

  1. 具体的であること
  2. あと少しで達成できそうなこと
  3. 主体的に(目標を)設定すること

毎回、業務が始まる前に「商品提供時間を5秒短縮しよう」など目標を設定。業務後にフィードパック(振り返り)をしました。良かった点を先に伝え、反省点や改善点を後から話すのもポイント。

目標があることで
達成感が得られて
モチベーションがUP!

中川さんのcomment

どんな業界でも人的資源の知識は生きる!

紹介したほかにも働く人のモチベーションを上げるために人間関係を作り上げることにも挑戦。仲間が多いほど仕事は楽しくなるので、新人には積極的に話しかけて、年齢差のあるチームの輪の中に引き込み、互いに助け合ういい環境を生みだしました。授業で得た知識を実践する場があり、手ごたえも感じられたので、学ぶことは本当に楽しかったですね。人的資源の理論はさまざまな分野の企業はもちろん、身近な人間関係にも応用できます。就職活動では、人的資源について学びマネージャーをしていたというと、企業の方々の反応はとてもよく、すでにIT業界に内定。細かいマニュアルを作ったりするのが好きな自分の適性を生かし、いずれはプロジェクトマネージャーを目指したいと思っています。

人的資源管理

堀井 希依子 准教授

堀井 希依子 准教授

南山大学経営学部卒業。南山大学大学院ビジネス研究科博士前期課程修了。金城学院大学大学院人間生活学研究科博士後期課程修了。共栄大学を経て現職。専門分野は人的資源管理、産業組織心理学。

仕事の効率性を上げる人的マネジメント

人的資源とは、組織(企業)で働く従業員を表した言葉です。企業にとって、そこで働く従業員はビジネスを成功させるために欠かすことのできない大切な資源です。その従業員にやる気をもって、効率的に仕事をしてもらうにはどうしたらよいのかを検討する学問が人的資源管理です。 将来、皆さんは就職してから退職するまで絶えず企業から人的資源管理を受け続けることになります。具体的には、「採用」、「給料管理」、「評価」、「人材育成」、「労働時間」、「福利厚生」、「モチベーション・マネジメント」、「メンタルヘルス・マネジメント」など様々で、企業がどのようなマネジメントを講じるかにより従業員に直接的な影響を及ぼします。例えば、企業が労働時間や給料のマネジメントに失敗したとするとどのようなことが起こるでしょうか?その企業はブラック企業であると認識され、従業員はやる気を失い、疲弊してしまいます。もしくは、企業が従業員の教育に失敗したとするとどうでしょうか?従業員の能力は高まらず、いつまでたっても成長することができません。そして、顧客に対して十分な価値を提供することができず企業の業績に悪影響を及ぼしたり、場合によっては大事故や大事件を引き起こしたりすることもあります。 人的資源管理は、やがて社会人となる皆さんにとって最も身近なマネジメントです。どのようなマネジメントが講じられるのか一緒に学習していきましょう。

学びの例を見てみよう!

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