現代経営学科

経済学

「経済循環」の視点から地域経済の活性化を考えよう!

私たちの生活に欠かせない経済活動。その原則(理論)のひとつが「経済循環」です。
まず、理論をしっかりと学び、応用、実践を通して、社会で活躍できる力を養いましょう。

経済循環とは

私たちの社会は、多数の個人、企業や政府によって構成されており、それらにより経済活動が行われています。この3つの主体が相互に取引することで、ヒト・モノ・カネが流れる経済循環が生み出されるのです。家計は、労働・資本・土地などを企業に提供し、賃金・利子・地代などの所得を受け取ります。この所得は、企業が生産した財やサービスの購入や納税に使われます。企業の生産物は、家計に消費されたり、政府や企業の投資のために販売されたりします。政府は、家計や企業が納めた税金で、道路建設などの公共投資や警察・消防などの公共サービスを提供します。経済循環を学ぶと、家計や企業の動きだけではなく、経済活動において生じる問題点を発見したり、政府の対応について考察したりすることができるようになります。

経済は一方通行ではなく「循環」している!

学生の声

経済学の知識を深めて
地元に貢献したい

高校時代に、地元・大分で行われたラグビーワールドカップが地域に及ぼした経済効果について研究した経験があり、経済に興味を持つようになりました。大学では、経済循環や金融政策などマクロな視点と、消費者や企業の動きなどミクロな視点から経済を学んでいます。
東京で暮らすうちに、人の多さや経済の活発さなど地方との違いを痛感。地方は住人の高齢化が進み過疎化が深刻で、税収が上がらないという問題を抱えていますが、大分も同様で危機感を覚えました。3年からは川端ゼミで地元の予算のうち税金の割合や使い道など、経済の視点から地方活性化について研究し、将来は、公務員として地元に貢献したいと考えています。

佐保龍樹さん

地方活性化の施策として「企業誘致」が行われる理由は?

「企業誘致」は地域経済の活性化を目指す取り組みの一つです。地域に企業や事業所が進出することで新たな雇用が生まれます。するとそこに新たな需要が生じます。それは政府の税収の増加にも繋がります。つまり、図のように経済活動が大きな金額で循環することになるのです。ただし、「企業誘致」が必ずしも好循環を生み出すわけではありません。何が課題であるかを明確にするためには、多面的思考力や批判的思考力を養うことも大切です。

経済学

川端 和美 准教授

川端 和美 准教授

滋賀大学経済学部卒業。名古屋大学経済学研究科博士後期課程修了。京都学園大学、日本大学、東洋学園大学などの兼任講師を経て現職。

経済学を学ぶとは

私たちは、日々経済活動を営んでいます。今日、経済活動は複雑化し、急激なグローバル化と情報化の波にさらされています。このような変化する世の中で、経済の原則(理論)を基礎とし、それを活用することが大切です。経済学を学び、地球の限られた資源をどのように分配すれば、社会が豊かになるかを探求してみましょう。
暮らしに欠かせない経済活動を多面的に分析するため、経済学が扱うテーマは多岐にわたります。国民の経済活動を支える政府の役割、税金、少子高齢化問題、人口問題、年金、社会保障、環境問題、労働問題、金融そして、国際貿易や投資なども対象です。
「なぜ無料でコロナワクチンを打つことができるのだろうか?」、「将来、年金は貰えるのだろうか?」、「日本人は働き方を変えるべきか?」、「経済成長は必要なのか?」…。あなたの関心はどこにありますか?
経済学を学ぶと、皆さんが仕事や生活をしていく上で必要な知識を得るだけではなく、社会の仕組みを正しく理解し、社会のあるべき姿や問題に対して自らの考えを持てるようになります。この課題解決力は、皆さんが将来どのような分野に進むとしても、必ずあなたを助けてくれる力となるでしょう。

学びの例を見てみよう!

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