英語、教職、研修をコツコツ積み重ね
川崎市の教員採用試験に合格!
- 英語コミュニケーション学科
- 2023年卒
※取材当時は4年 - 何 静怡さんHE JINGYI
- 東京都立飛鳥高等学校 出身
大学に入ってから見つけた
「教員になる」という目標
「先生になろう」と決めたのは、実は大学3年の秋冬くらい。入学時には「英語を使った仕事がしたい」という考えしかありませんでした。まずは資格が取れるからと教職課程を履修し、せっかくだからと塾でアルバイトをはじめ、先生の勧めで「たまプロ(ちば!教職たまごプロジェクト)」※に参加して中学校で授業補助を経験。専門性、事務スキルなどすべてを要求される教員という職業の厳しさ、忙しさを現場で実感し、はじめは「できないかも」と思ったのですが、段々と生徒たちが可愛くなり、教えることにやりがいを感じ始めて…。「教員になりたい」と本気で思ったタイミングで、教授から大学推薦※の話を頂きました。
- たまプロ…千葉県・千葉市教育委員会主催の「ちば!教職たまごプロジェクト」。週1回、1日単位で年間30回以上の実践研修を千葉県内・千葉市内の小学校または中学校で行う。
- 大学推薦…大学推薦特別選考。教育委員会の推薦基準を満たす者が出願でき、選考で可となった場合には第1次試験が免除となるが、否となった場合には免除されない(大学推薦関係書類による選考の結果、何さんは第1次試験が免除となりました)
始めたことは最後までやりきる。
マイルールで学習習慣が身についた
教員採用試験の大学推薦は基準がとても厳しく、GPA(成績)のほかに英語のスコアも必要です。役に立ったのが、大学の「総合英語演習」という対面授業とe-Learningを組み合わせたTOEIC対策の科目。この授業のおかげで、1年でTOEICスコアが100点以上アップし、英検準一級相当のスコアを取れたんです。同時に英語の勉強が習慣化されて、今でも毎日続けています。
たまプロも、教職課程自体もそうですが、「始めたことは最後までやりきる」というマイルールがあって、それで毎日コツコツとやってきたことが結果につながったなと思います。自彊不息※ですね!
- 自彊不息…東洋学園大学の建学の精神。詳しくはこちら
TOGAKUは先生の支援が手厚い!
ワースタも貴重な経験に
第2次試験は個人面接・実技(スピーチ、ディスカッション、模擬授業、場面指導)という内容。大学の先生たちが「一緒に勉強しましょう」と声をかけ、応援してくれました。特にゼミの担当でもある津村教授には毎日のように面接と実技の指導をしてもらうなどお世話になり、合格が決まった時にはLINEでスタンプと「おめでとう!」というメッセージが届きました(笑)。本当に先生たちとの距離が近く、支援が手厚い大学です。また、4年で始めたワースタ※では、オープンキャンパスに来場する高校生・保護者の方々と接する機会もあり、生徒指導の参考になると思っています。
最終選考で聞いたのですが、川崎市には外国籍の生徒も多いそうです。私自身が15歳で中国から来日し、中国語と英語を使って日本語をイチから学びました。そんな自分だけのスキルを生かして、同じ経験をするかもしれない子どもを応援できる先生になりたいです。
- ワースタ…ワーク・スタディ・スタッフ。大学の入試広報業務に関わる学生集団で、大学で働きながら学べるのが特徴。